45.家の中のキキとミント

家の中のキキとミント 外猫日記

キキは、家の中に家族が誰もいないと、殆どの時間をミントと一緒に寝ているか日向ぼっこをして過ごします。

夕方に家族がすこしづつ帰ってくると、遊んでもらえると思い、ミントと一緒に家の中を走り回ったり、人が席に着いたテーブルの上にあがって窓の外を眺めたり、それでも遊んでくれないと、人の注意をひくために障子をビリビリと、壁紙をガリガリと、人の方を見ながら悪さをし、声を掛けたり人が寄って来るのを待っています。

面白いのは、いざテーブルに食事の用意を始め食事を取り出すと、テーブルに乗ってきません。いつもテーブルに上がり寝そべったり、テーブルの上に広げた新聞にわざわざ座り読めなくしたりして遊んでいるのに、人が食事をしようとすると何故かテーブルに乗って来ません。

多分、一度食事の時、テーブルに上がって怒られたのを覚えていたのかも知れません。キキだけでなく、ミントも同じように食事中テーブルに上がって行きません。

普段いる居間から他の部屋に行く時は、扉の外の廊下で一度立ち止り鳴いて人を呼び、近づいて行くと先に走り出し、その部屋の前で人が着いてくるのを待っています。餌が食べたい時は、もし皿が空だったらその前にちょこんと座り皿に餌を入れてもらうまで待っています。

そのキキ、ミントも知らない人が家に来ると、気配や足音だけを感じて急いで隠れてしまいます。決して、その人が帰るまで一歩も出てこない事もあります。生まれて1カ月の子猫の時から家にいますが、離乳する4,5ヶ月間傍に居た母親マルに教えられたのか、知らない人が近づくと警戒してしまいます。ただ、何度か家に来ている人には、他の部屋に逃げたりせず、しかし未だ多少警戒しているのか距離を保って同じ部屋にいる事もあります。