48.マルの一日

外猫日記 The story of the mysterious stray cats ダイアリー

48.マルの一日

マルは餌場の敷地内の状況によって、寝る場所を変えています。雨が降ると、3段の小屋の上に置いた小さな小屋の屋根にいて、夏場はバイクのシートで寝ていたり、板で組んだ1m位の高さの小屋の上で過ごしています。冬場は、発泡スチロール箱の中や3段小屋にいます。

朝、餌をやる前に外ネコが玄関先で待っている時、マルは大体その場に居無く、外ネコ達が餌を食べ始めた頃、敷地の端にやってきて外ネコ達と離れて餌を食べます。

性格がおとなしいからか、外ネコが朝来る前に一旦離れた所に行き様子を見てから戻ってきます。少しだけ食べてこの場から離れ、外ネコが全て帰った後また戻ってきてから今度はゆっくりと食べます。

雨の日以外は、朝食べた後近くの空き地に行って3時のおやつまで帰って来ません。3時のおやつ時間に帰って来ていない時は、お皿を叩いた合図で遠くに居ても飛んで帰ってきます。

夕方他の外ネコがこの餌場に来てない限り、いつもの場所で休んでいます。虎太朗が来てから、味方が出来たからか、外ネコが来ても多少落ち着いていつもの場所に逃げないでいます。

避妊手術をしてから、オスネコが追いかけて来る事も無くなり、のんびり過ごしています。

猫おやじ

昭和28年福島県生まれ。東京農工大卒。獣医の父を持ち、子供時代より大自然の中でさまざまな動物と触れあいながら育つ。現在は自宅近隣の地域猫への支援を行っている。ねこ研究家。

ダイアリー