4.子猫を連れて帰ってきたニャン太郎

外猫日記 The story of the mysterious stray cats ダイアリー

4.子猫を連れて帰ってきたニャン太郎

それから1~2カ月が過ぎ、人に慣れていた方の1匹の子猫だけを残し、「ニャン太郎」ともう1匹の子猫は、この場所から突然姿を消してしまいました。

残されたのは、毛が真っ黒で尻尾が曲がっているメス猫で、名前を「マル」と付け、内猫として外で世話をしていくことにしました。

それから半年位過ぎた頃、突然「ニャン太郎」が再び現れ、今度は、自分と同じカラーリングの白黒の子猫1匹を連れて帰ってきました。

マルに餌を与える時、一緒に「ニャン太郎」と新しい子猫にも餌を与えていたところ、一週間もしないうちに「ニャン太郎」は、この白黒子猫をこの場所に残して、再び姿を消してしまいました。

この白黒の子猫はオスで、「チビ」と名付け、「マル」と一緒に内猫として外で飼うことになりました。

「マル」が生まれてから1年ほど経った頃、今度は「マル」のお腹が大きくなってしまいました。当時はなかなか捕まえられなくて避妊手術が出来なかったことをとても後悔しました。

しばらくして、子猫を産んだ後に時期を見て、「マル」には避妊手術処置をしてあげました。

猫おやじ

昭和28年福島県生まれ。東京農工大卒。獣医の父を持ち、子供時代より大自然の中でさまざまな動物と触れあいながら育つ。現在は自宅近隣の地域猫への支援を行っている。ねこ研究家。

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