39.嫉妬心がある

嫉妬心がある 外猫日記

家の中に居るキキは、玄関ドアの内側から外ネコが餌を貰っている姿を見て、いつも「キーキー」と鳴きます。しばらくすると諦めて、普段いる居間の方へ戻って行きますが、座って待っている時玄関に入ると、一緒になって居間の方へ駆けあがって行きます。

最近、この餌場に来るようになったチャチャは、体が大きくしかしおとなしいネコで、以前人に飼われていたのか、他の外ネコのように人をあまり怖がりません。キタナがカリカリと最後に要求するパウチも食べ終わり満足し帰ったので、同じようにパウチを食べたそうにしていたチャチャの皿にパウチを入れたら、いつの間にか戻ってきたキタナが私の脇からチャチャの鼻をめがけてネコパンチと牙をむいて食べさせないようにしました。

最近人の気を引くように体をすりよせるようになったキタナからすると、チャチャが美味しいパウチを貰い、かわいがられるのが気に障るみたいでした。

家の中で鳴くキキも、ネコパンチするキタナの行動も何故か嫉妬心みたいなものを感じます。キタナが、外のネコで一番可愛がられているマルに対してだけいつまでも敵対的な態度を取るのも、嫉妬的な気持ちがあるからかも知れません。

家に居るキキ、草むらで寝泊まりしているキタナ、どちらも他のネコより人の感情、行動に対して敏感に反応するところがあり、時には自分から人に何かを訴える動作をする中で、可愛がってもらいたいと云う感情が出てくるのだと思います。