ここの餌場に来る外ネコ達は、それぞれ個性がありますが共通性もあります。その共通性の一つに「知らないネコや人に対する警戒心」があります。ただ、唯一といっていいくらいに虎太朗だけは、ここに来た当初からあまり無く、知らないネコが近づいて来ても喜んで傍に行きました。
しかし、いつも来ている外ネコが、あまり見かけないネコがここに来ると警戒始めるのを見てから、最近虎太朗も警戒して近づかなくなってきました。
虎太郎は、生まれて１カ月余りで親と離れ、いろいろ親から教えられてなかったのが、マルやここに来る外ネコから学んでいるように思われます。キタナが良く前足で水を飲むのを見て、虎太朗もたまに前足で水を飲むようにもなりました。来た当初一緒にマルと小屋で寝る事が少なかったのが、今年寒い冬になり小屋へ湯たんぽを入れ温かい状態にしておいたら、毎日仲良く夜一緒に寝るようになりました。
昨年までここで寝泊まりしていたチビも、冬場はマルと一緒に寝ていました。オスは、人間と同じ様に大人になると外に出てしまうのか、チビは、春から交尾を求めて小屋から出て行ってしまいました。未だ餌は食べにここへ来ていますが、外ネコと同じ様に食べたら何処かに行ってしまいます。
マルはメスなので避妊手術をキキ、ミントが生まれた後でしましたが、チビはオスなので縄張り争い等で不利になると思い、敢えて去勢手術をしませんでしたが、虎太朗には念のため、最近去勢手術をしました。術後、やんちゃさが若干減ったように感じましたが、今後も虎太郎がマルと仲良く、この小屋で一緒に居るか、これから迎える季節を過ごしていけるか少し心配です。