31.小さい虎太朗の面倒をみるマル

外猫日記 ダイアリー

自分の子供でなくても面倒をみる事があるようです。未だお乳を飲んでいてもおかしくない、生まれて1カ月ちょっと位の虎太朗が、この餌場から離れなくなりしばらくして、マルが虎太朗の面倒をみるようになりました。マルは避妊手術をしていて当然お乳は出ません。

最初の頃は、じゃれて近寄って来る虎太朗を前足でいなしたり無視していたのが、一緒に遊ぶようになった頃からです。虎太朗が遠くへ行こうとすると追いかけて元の所に追い戻していました。子猫をカラスの攻撃から身を守るためか、屋根のある餌場を出ようとすると戻していました。虎太朗が餌を食べている時や、草むらで遊んでいる時、マルは近くに座って回りを警戒していました。

この辺の空き地で生まれる子猫は、動き始めた頃カラスによく狙われています。マルが餌を食べている時虎太朗が横から割って入って来ると、マルは食べるのを止め虎太朗に食べさせていました。虎太朗が来て1カ月が過ぎ、もうカラスに襲われない位の体長に成ってから、以前のように虎太朗が外に飛び出して行っても、安全な所に戻そうとする行動はとらなくなりました。今のところ、マルの小屋で親子のように一緒に寝泊まりしていました。