外で暮らすネコ達の仲間意識はいったいどうなっているのか注意深く見てみました。
餌場に来るネコ達、別の餌場のネコ達を観察していると、仲間的な行動をとるのは、主に親子関係か、兄弟関係でしか見る事が出来ませんでした。しかし、仲間と言っても常に一緒にいるわけでなく、一緒に遊んだり、餌を食べる時喧嘩しない、寒い時固まって寝る位で、普段はばらばらな行動をとっています。
ネコのオス同士は、当然仲は良くなく、この餌場に来るオス3匹全ての組み合わせで、仲が良くありません。その頃、強そうなオスのワルが餌場にやって来てから、ボスとミントパパは、いつも来ていたこの餌場に姿を現さなくなりました。しかし、マルを入れて4匹のメス猫は、オス猫の争いに関係なく、餌を食べに来ています。
キタナとデビは親子なのでお互い仲は良いですが、他の猫とはあまり仲好くはありません。最初の頃ほどのいがみ合いは無くなって、お互い無視する様な関係になっても、今のところ仲良くなる気配はありません。
一時期キタナが、マルを怖がるデビのために、この餌場からマルを追い出そうとする行動を取ったように、親子関係では多少仲間意識があるようです。しかし、基本的にネコは、仲間意識はあまりないようで、単に親子や兄弟の関係で、仲が悪くないだけみたいに感じます。
マルとチビは6カ月違いの兄弟、一緒に居る頃仲は良かったのですが、最近来た子猫の虎太朗の面倒を、マルが親のように看るようになってから、マルはチビに対して以前ほど、仲のいい態度を取らなくなりました。
やはりネコという動物は、自己中心的に動き、その時の状況によって相手のネコに対する態度が、変わるのだと思います。ネコ同士仲の良し悪しはありますが、仲間意識はそれほど持ってなく、自分が思った通りの行動が基本なのです。