猫と犬では、用を足すときの決定的な違いとして、犬は後ろ足と前足で、土を掻いて穴を掘ったり土をかけたりしますが、終わった後土をかけるのは主に後ろ足でするため、上手に土をかぶせられません。
しかしネコは、前足で穴を掘りそこで用を足した後、目で見ながら前足で土をかぶせ、きれいに処理します。私の周りに居る全ての内ネコ外ネコは、用を足した後何もなかったかのようにきれいに前足で埋めてしまいます。
家ネコのキキ、ミントも、ネコ砂で必ず用を足します。時折、ネコ砂のある場所へ鳴いて人を呼び、おしっこでもするかと思い見ていると、ネコ砂のところで人の顔を見上げ、砂を掻いたり歩いたり、しかし、なかなか用を足そうとしません。
よく見ると砂に埋もれた黒い物が、多数存在していたりします。きれいにそれらを片づけると、待ってました、とばかりに、キキは穴を掘りだし用を足し、満足そうに立ち去って行きます。
おとなしいミントも、もじもじしながら同じようにネコ砂をきれいにしてもらうのを、待つ事があります。以前この事に気づかず何度かネコトイレの外にウンチがはみ出ていたりするのを見かけたのは、今思うとネコ砂の中が汚れていて嫌がって外にしたのだと理解しました。
人から見たら、きれい好きと見えるネコの行動も、本来ネコは狩りをするハンターなので、獲物に察知されないようにするため、自分の足跡を消しているのかもしれません。