よく言われていることですが、猫の目は、色の判別が出来ないと言われています。
例えば、白い皿に載せた大好きな白いシラスも、散らばっていると見えないのか、残っていても食べるのを止めてしまいます。
皿に散らばっているシラスを寄せ集めると、また食べ始めるので、単に見えなかったようです。この状況をみると、やはり、動かない物の色を見分ける力は、弱いようです。
しかし、草むらに隠れている保護色の虫も、動くと見つけているので、単純に色の見分けができないのではなく、動くものを差分として素早く見極める能力は持ち、動かない物を判別する力は、あまりないように思います。
夜活躍するネコ達にとって、異常に優れた聴力を武器に、動くものを瞬時に捉える目は、鳥、虫等の生き物を捕らえるのに、色の識別能力はあまり必要無いのかも知れません。