16.ゴキ君とネコの攻防

外猫日記 ダイアリー

夏のある日キキとミントが、私を待つのに玄関で並んで座っているその間に、死んだようになって動かないゴキ君(ゴキブリ)がいました。

多分そのゴキブリは、既にキキ、ミントの餌食となり動く事が出来ない状態になっていたので、キキ、ミントの視界には、既に映らなく存在していなかったのです。

ゴキ君を片づけようと、ティッシュでつかんで取ろうとしたところ、死んでいたと思っていたゴキ君が、急に動き出して逃げようとしたその瞬間、ネコも気づいて手を出しました。ゴキ君もゴキ君で、死んだふりしてネコを、うまくだましていたのです。

ネコは、獲物が動かないと気付かない性質を、ゴキ君は本能で知っていたのです。