おっぱいを与える時期の終わった子猫に対して、親猫はどう接するのか? たまたま、その光景を目撃してとても感激しました。
メス親の「ニャン太郎」は、子猫を引き連れていつも玄関にある餌をちょっとだけつまむと、毒見するかのように自分は食べるのを止め子猫に与え、子猫が食べ終わってから、少しだけ残った餌を「ニャン太郎」は食べ始めます。この光景は何度も観られ、子猫が親から離れるまで続けられました。
しばらく経ってから「ニャン太郎」は、二匹の子猫の内一匹だけを残して家から去って行きました。
半年位経ってから久しぶりに「ニャン太郎」は餌を食べに来て、また別な子猫を引き連れ、しばらくすると、その子猫も置き去りにして家から去って行きました。
最初に置き去りにされた黒の子猫「マル」と次に連れてきた白黒の子猫「チビ」は、オスの「チビ」が盛りの付くまで家の外の小屋で仲良く寝泊まりしていました。「ニャン太郎」は、自分が食べていた餌場を、大きくなった子猫に譲るようにして自分は去って行きました。