7.九死に一生を得た「チビ」の帰還

外猫日記 ダイアリー

100メートルくらい離れた所にある、最近閉鎖した大手の寮跡の玄関前に、早朝ネコが集まっている場所があって、多分今まで誰かから餌を貰っていたのだろうか、以前と同じ様にじっとして誰かを待っているようでした。

しばらく見ていると、諦めて去って行く猫や、後から来る猫もいて、ひょっとしたらいなくなった「チビ」がここに現れるのではないかという期待もあり、連休中は毎朝、様子を見にこの寮の玄関へ餌も持って通いました。

「チビ」を探しはじめてから数日がたち、そのまま見つからないまま連休も過ぎようとした頃、ふと餌場に駐車している車の下を覗いて見てみると、なんと、息も絶え絶えのチビがうずくまって居るのを発見しました。

捕獲後すぐ病院に連れて行きましたが、レントゲン検査の結果骨折は無く、点滴以外何も治療方法が無かったのですが、その後1カ月位は食べるだけで順調に回復していきました。